登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

自然を愛し、物づくりを好むギタリストが始めた実験的ブログ

源太ヶ岳

源太ヶ岳・・・やっちまったし、遭っちまった!!
さかのぼり投稿第36弾!!ブログ投稿1000回記念!!
梅雨の間隙。今日は少しいい感じの天気なので、源太ヶ岳に向います。曇りベースながら時折日も照ったりしてまずまず。初めての裏岩手登山です。あわよくば天候次第で三角縦走いけるかも・・・と胸が高鳴ります。ところが・・・

■記録

樹海ライン入口付近の邪魔にならない場所に車を駐車。既に多くの方が準備していた

最初は地熱発電所脇の緩やかな登り。木道もあったり綺麗に手入れされた登山道を行く

深い森の中を進む感じで2/3程はほぼ視界がない。ただ、ブナ林が広がったり花が咲いていたりでとても気持ちが良い

橋が流された川を渡渉し、水場を過ぎて急な斜面何度か通過すると、源太と大深山荘へのY字分岐がある。ここは予定どおり源太へ向う

ところが・・・もう少しで頂上というところで前方に見えてきたのは大きな雪渓。雪溶けの水が低い登山道を伝い沢になっている

まぁ回りこめるだろうと進んだが、ついに雪渓の壁に阻まれる。アイゼンも無いし雪も硬く絞まっていて、こりゃ無理だと判断、止む無く分岐まで戻ることにした。雪は大したこと無いだろうと踏んでいた。ここで30分ほどロスをしてしまう・・・失敗

この時点で既に三角縦走はあきらめた。せめて源太には登りたいので、かなり遠回りにはなるが、大深山荘経由とすることに

分岐以降は大きな湿原が点在していた。こうなれば急ぐことはない。八幡平方面を望みながら散策気分で進む。今が花盛り。高原の長閑な時間を楽しむこととした

ティングルマさんとイワカガミさんが主に咲いていた。小さいながらもしっかりとした綺麗な花をつけている

大深山荘近くの水場まで来た。なんだか標識が倒れているが、よ~く見るとプーさんと思われる爪痕と毛が付着している。やっぱ当然のごとくいるんだな・・・一応ホイッスル吹いたりして先を行く

大深山荘到着。小腹が空いたのでここでカップラ&コーヒータイム。休憩している人は2人ほど。思ったより少ないな

とにかく源太までは行きたかったので、休憩後は足早に進む。雪渓は避けるため頂上ピストンへ計画変更だ。標高が高くなるに連れガスが濃くなってきた

源太の稜線上。細長い山なので頂上まで結構距離がある。風もあって肌寒い

頂上一歩手前のピーク。なんてことは無い場所にケルンがあるのは何でだろう~

頂上到着。遠かった~。眺望も無いし、さぁ引き返すかと思ったら、さっき自分が撤退した雪渓を軽アイゼンの年配登山者が登ってきた。「危険じゃなかったですか?」と訊ねると「ストック使えば夏靴でも楽勝だよ!」と言うお言葉が・・・

こんだけ言われりゃ、引くに引けないではないか。行かんでか!・・・という事で頑張って見ることに

結果、えらい大変な目にあって降りることになる。考えてみればこちとらノーマルタイヤのつぼ足なんですけど・・・。上から見ればご覧のとおり。何度もトラバースしながらの恐怖との戦い

何とか無事雪渓クリア。でもその後、↑この登山口にたどり着くまでの写真は無い。撮れなかったと言うのが正しい表現。それは何故か・・・それは、3合目の辺りでプーさんに遭遇してしまったからなのだ!

↑その時の状況がコチラの下手クソなスケッチ。下山後に車中で書いたものだ。下りも終盤に差しかかった頃、地響きとともに突然右側の林が大きく揺れた。地震だな!と思って立ち止まると、数m先になんとプーさんがいらっしゃるではないか。おょょょ・・・。ついに遭遇してしまった。この時意外にも冷静。すぐさまプーさんキッドONにし、少し後ずさりながら迎撃体制に入る。緊張の時間は十秒前後だったと思う。幸いにもプーさんの方から撤退してくれ、ドッドッドと足音を立てながら林の奥へ消えて行った。ほっとしながらも登山口まではず~と臨戦状態。時たま後ろを振り返りながら、なんとか無地たどり着くことが出来たのだった。

■タイム
08:37  登山口発
09:09  壊れた橋
09:31  水場
09:54  大深山荘分岐
10:06  雪渓で引き返す
10:46  大深山荘付近水場
10:54  大深山荘、休憩
11:25  三ッ石分岐
11:40  源太ヶ岳山頂
12:03  雪渓通過
12:40頃 プーさん遭遇
13:02  登山口着
 ※登り 2時間53分、下り 1時間22分

GPSログ(距離:11.3km、高度の上昇/下降:860m/-860m)

■勝手に難易度指数:29+2(プーさん遭遇度)31points

■感想、反省等
・とにかく無事帰ってこれてよかった。感謝。
・軽アイゼン買うことにする。
・雪渓の下りはやはり無理は出来ない。
・疲れていたので、下りは笛吹かなかった。油断大敵。
・振り返れば4合目付近に何故かリュックだけが置いてあった。
・推測するに山菜取りに驚いたプーさんが走って逃げてきた場所に、自分がいたという事かも。
・昼間プーさんは山麓にいるケースが多い・・・気がする。
・プーさんキッドは、持参するだけで充分な保険となること確信。
・いろいろと反省させられた山行だった。